<ネタバレ>「白痴」同様、黒澤作品の中では自分的に評価が難しい作品。しか .. >(続きを読む)
<ネタバレ>「白痴」同様、黒澤作品の中では自分的に評価が難しい作品。しかし、閉塞された空間である木賃宿にカメラをおいたまま、飽きさせずに魅せるところはさすがである。好きなシーンは口囃子に合わせて、踊り出すシーン。どん底人の陽気さとしたたかさを感じるさせるシーンだ。(渡辺篤の表情は秀逸!)ラストは、そのユーモラスな動のシーンからいきなりシリアスな静のシーンになり、セリフひとつ、舞台なら暗転というところで終わる。ショッキングながら良い終わり方だ。