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新しいタイプのアクション映画ということだが、その出来はかなり荒っぽい。アクションと言うよりも、むしろアクロバットと言ってもいいようなスポーツ感覚の作品だとも言える。そのスタントたるやなかなかのもので、雪山での雪崩チェイスなどは、近年の数々のスペクタクル・シーンの中でも、とりわけ驚嘆に値するほどの迫力ある映像となっている。しかし、スケールを感じるのはこのシーンぐらいで、「007」を意識している割にはいかにもB級的な安っぽさが目立つ。全体的には水準以上の作品と言っていいが、V・ディーゼルにはカースタントだけではなく、やはり肉体を生かしたアクションを望みたいものだ。[良:1票]