<ネタバレ>実話の映画化、しかも本人が存命中、さらに社会派でありながら史 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>実話の映画化、しかも本人が存命中、さらに社会派でありながら史上最高額の賠償金というゴシップ性、となるとどうしたってあれもこれもと詰め込みすぎになりがちなところを、娯楽映画として一人の女性のサクセスストーリーという軸から逸れることなく、極力単純に見せきったところがいい。エリンのキャラが濃いだけに映画にもしやすかったかもしれない。人は誰だって欠点を持っている。その欠点を隠すことよりも欠点も含めた自分自身を自信を持ってさらけ出すという生き方。きっとリスキーな生き方で損をすることの方が多いと思う。それでもその生き方を貫くのってかっこいい。この作品の爽快感は莫大な賠償金やボーナスから得られるのではなく、主人公のストレートすぎる生き様からくるのだと思う。