<ネタバレ>仰々しい台詞回しを一気に通してしまうテンションの高さ、1つの .. >(続きを読む)[良:1票]
<ネタバレ>仰々しい台詞回しを一気に通してしまうテンションの高さ、1つの場面を限界まで引っ張ることでもたらされる重量感。しかもそれを支える、美術、衣装、エキストラ、流れるカメラ。ドパルデューの芝居と周辺の技術陣がノーガードのバトルをしているような、壮絶な映像世界です。戦場のシーンは少し緩慢な気がしないでもないが、シラノの「さらば・・・ロクサーヌ」の一言がさらにドラマに激流をもたらし、そこから一気に飛ぶ14年後のシークエンスの説得力は異様。俳優陣の一言一言のやりとりに、言いようのない切迫感と終焉感があります。[良:1票]