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主演の2人の対比があまりにも強烈で、それだけでこの作品は成功しています。音楽の才能以外はすべてが駄目人間のモーツァルトが神に選ばれるという理不尽さ、そしてそれに対する葛藤と嫉妬に苛まれる健全な一般人のサリエリという主題が、冒頭から終幕までの全体から表現されています。また、2人の影に隠れがちですが、出番のたびにそれを上から押さえつけるがごとき皇帝としての威圧感を発しているジェフリー・ジョーンズも、結構大事な仕事をしていると思います。それにしても、モーツァルトの、日常生活でのアホ丸出しぶりと、オペラ指揮のときの神々しさのギャップは強烈でした。[良:1票]