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ストーリーだけ聞くと、アイディア一発もののような気もしますが、よく見ると脚本が細部まできっちりとして、だから今見ても十分面白いのです。あのアホ兄貴は、実は小さいときからアホだったとか(しかもそのエロガキぶりが最後に主人公の助けになる伏線)、最初主人公が冴えない生活をしているのも、ラストを自然にするための伏線だったりとか、全体をまとめ上げるためにいろんな気配りがなされています。笑えるシーンのちりばめ方も良いです。●再見して思ったのは、この作品の良さは、とにかく2人が一直線であること(多少の痴話喧嘩っぽいものはあるけどね)、そこにブレがないこと。だからラストもああでなければならない。アホ兄貴も途中から俄然頼もしくなってくるし、陰険科学者も最後はいい奴になる。ラブコメはこうでなければ。