アル・パチーノのファンであるウチのカミさん、そう言えばガブリ .. >(続きを読む)
アル・パチーノのファンであるウチのカミさん、そう言えばガブリエル・バーンのファンでもあるのだけれど、だからと言ってエレン・バーキンとは似ても似つかないのです。この映画、まさにエレン・バーキンの映画であり、彼女の雰囲気がそのまま映画の雰囲気。どこか人懐っこいような感じがありつつもやっぱり謎めいていて、アル・パチーノ演じる主人公は翻弄されていくワケですが。主人公の置かれた立場の微妙な揺れが、事件の謎をさらに深めていって、ミステリのオモシロさを堪能できる作品となっております。で・・・まあ、事件には一応ケリがつくのですが、だからと言ってこの「何もかもすべて解決したぜ、わっはっは」みたいなノーテンキなラストでいいんですかね。あらゆる陰が晴れたことにしちゃって、いいんですかね。という、何だかソーウツ的な作品でした。