世の中あちらもこちらも、殺人ピタゴラ装置だらけやね。
とい .. >(続きを読む)
世の中あちらもこちらも、殺人ピタゴラ装置だらけやね。
というワケで、危険がいっぱいの日常の中、提示される数々の「危険」のうち一体どれが致命的となるかが見どころ。ただ、これを、ちょっとやり過ぎ。後半失速して、我々もあまり驚かなければ、主人公すらもあまり驚かなくなっちゃってます。
せめて、こういう映画における「派手な死」というものは、みんなで驚いてあげてこそ、供養にもなるというもの。
とは言っても、アイデア満載の、この楽しさ。ときにバカバカしくても残酷描写とセットにすることで、アイデアが活きてきます。カメラもワンカットでスイスイ滑ってみせて、映画のスピード感を盛り上げるし、冒頭の事故シーンをコケ脅し気味に我々に叩きつけたあとで遠景にそれを再現してみせるのもウマい。
前半が良すぎたかもしれません。