<ネタバレ>まず、何はさておき主演二人の演技がひかります。
作品の核と .. >(続きを読む)
<ネタバレ>まず、何はさておき主演二人の演技がひかります。
作品の核となる部分は、とても重くて深いと思います。
僕なりに考えを述べると、弟の証言台での証言は意図的な偽証ではなく、兄弟の中にだけ存在する一つの真実であり、それであるが故に兄は服役することを受け入れたのではないだろうか。一方、弟は後に記憶を蘇らせ、自分の犯した罪に気づいたため、そこで改めて兄への信頼と愛情、己の弱さや狡さを確信したのだと思う。
作品のラストでは、苦悩の末にあるかもしれない兄弟の再生を願わずにはいられない。