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これは勝新太郎若かりし頃のナンセンスコメディというところが珍品。後年のイメージとは声も姿も大分異なってちょっと大川橋蔵みたいないい男ぶり。
14里あまりの恒例遠足(マラソン)大会に家宝の金のキセル盗難事件をからめ、恋あり友情ありの展開がサービス一杯の気軽な娯楽作品。泥棒のトニー谷が軽妙で、三枚目の家老の息子がやりすぎってくらいのオーバーアクションでおかしい。時代劇だがセリフや作りは現代的で、そのあたりのミスマッチも笑いどころになっている。[良:1票]