問題山積を描くメイキングとしては、「ロスト・イン・ラ・マンチ .. >(続きを読む)
問題山積を描くメイキングとしては、「ロスト・イン・ラ・マンチャ」とか「メイキング・オブ・ドッグヴィル/告白」なんか比じゃない面白さ。アフガニスタンで映画作る…てか、アフガン人をキャスティングすることの苦労がヒシヒシと伝わってくる。もちろんアフガンに「俳優」なんていない訳で、出演者は素人。しかも相手の立場を理解する余裕なんてこれっぽっちも無い人達。サミラ・マフマルバフ監督を始めとしたスタッフ達が、なだめたりすかしたり、褒めたり脅したりしながら、必死で出演者を探していく。着けまつ毛をバッチバチに決めたサミラが、態度の決まらない俳優候補者達に対してヒステリックに捲くし立てる様子が、不謹慎ながら可笑しすぎる。この状態から「午後の五時」を完成させたんだから、こりゃ大したもんです、7点献上。