<ネタバレ>ナチだろうが、反ナチだろうが、立場が変われば人間のやることな .. >(続きを読む)[良:1票]
<ネタバレ>ナチだろうが、反ナチだろうが、立場が変われば人間のやることなんて同じなんだろうな。悲しみは消えても、怒りは消えないだろうし、復讐の連鎖は永遠に続くんだろうし。そういう憤怒や憎しみの感情に保身や欲が折り重なって時を過ごしていくのが人間であって、双方のベクトルが同じなら自己完結するんだろうけど、ベクトルが逆だとこれまた厄介。それでもやり過ごすのが人間なんだろうな。何をされようが、憤怒や憎しみもなく、保身も欲も無く、そんな聖人はいるわけないんだが(そういう現世が嫌で?最後に兵士が牧師になっちゃうのはオモシロイオチだと思う)、「やっぱり人間ってこうなのかな?」と人間の性を見せ付けられて、益々人間が恐ろしくなり、人間嫌いになりそうで、かなり憂鬱になるんだが、作品としてはよく出来てるし、見応えがあると思う。[良:1票]