学生の頃に観て、非常に心揺さぶられた作品です。若さというのは .. >(続きを読む)
学生の頃に観て、非常に心揺さぶられた作品です。若さというのは、整理されないいろんな感情の中で刹那的であやういものだということを「普通」の感覚として受け止めました。この絶対的な「信」を失った世界でいかに「誠実」に「真っ当」な道を生きていくことができるか? 普通の人々が「普通」に生きていくことが難しい時代になったことを予見した作品でした。でも、20年以上経った今、「普通」に生きることの難しささえも無感覚に受け入れられている時代になり、この映画に心揺さぶられること自体が、ある意味ではもう既に時代遅れの感覚になってしまったとも言えるでしょうね。