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<ネタバレ>中南米では『ラ・ヨローナ(泣き女)』に関するさまざまな物語が伝承されてきているそうで向こうではメジャーな怪談話の人(?)という存在のようですね。子供を川で溺死させた女性が亡霊となって彷徨い子供をさらいに来るという身勝手極まりない面倒くさいタイプらしいですが、とっとと成仏して欲しいモンです。 物語はソーシャルワーカーでシングルマザーのアンナがメキシコ系移民一家の母親の言葉を無視し兄弟を保護したことから自分の子供が泣き女につけ狙われるようになる、という流れでしたが、予告編を観ておけばもう観なくても良いんじゃないかというようなベタで捻りの無い話でした。死霊館シリーズと同じ世界観なのか『アナベル人形』や『アナベル 死霊館の人形』にも出て来たペレズ神父が出て来たり(生きてたんですねこの人)、まどろっこしいルールのあるカトリック教会を介せずペレズ神父も認める力量のある元神父の呪術師の助っ人が出て来たりとそれなりにツボは押さえてある作りですが、メキシコ移民一家のお母さんが空気を読んで泣き女相手に浪花節でも見せるのかと思えばなにもない上に呪術師を拳銃で撃つなど余計なコトをしてるし、泣き女も心理的に攻めずに物理攻撃だらけだし、恐怖演出もワンパターンのビビらし芸ばっかでどれも普通で目を引くモノは無かった。やっぱりこのシリーズはジェームズ・ワン監督作とそれ以外はだいぶ差があるなと。