6.ネタバレ TVシリーズは面白く観れた。「給食道」とでもいうものを極めてゆく、教師と生徒の物語だった。
多分だが、『孤独のグルメ』が切り開いたのであろう「個食モノ」とでも言うジャンル(?)の学校版。学校の給食だから「個食」ではないのだが、神野ゴウという生徒は他の生徒とは違い、一人で給食に工夫をこらしてより美味しい食事を目指している。半ば先生を煽るような所も面白い。これまた給食が楽しみでしょうがない甘利田先生は、その楽しみさが体中から溢れてしまって、食べる前に踊ってしまっている。この描写と、実際に食しているときの大袈裟なリアクションが、本作の特徴で醍醐味だ。これを醍醐味と言えるようになるには、何話かのTVシリーズの視聴が必要かもしれない。特に、”突然歌い出すからミュージカルはダメ”、というタイプの人には到底受け入れられないだろう。ワタシ的には、この描写はミュージカルの歌と同じように、登場人物の感情表現だと解釈していたが、後のseasonでそれが裏切られ驚くのはまた別の話。
シリーズ当初はただ張り合うだけに見えた先生は、次第に神野ゴウという生徒の心に近づいていく。最終話では、県内初の米飯給食のおむすびを、二人で食べるというまでに至ったが、本作での最後の食事が弁当になってしまっているのが悲しい。それどころか神野は(家庭の事情でもあるのか)弁当を持参せず、先生とカップ麺をすする。 生徒会長選挙弁論の騒動の果てに、神野が放送で吐露した「みんなと食べるから美味しい」というのは、感動的ではあるが、まあ想像の範囲内。だが、二人で食べたカップ麺を神野が「美味しいんですね」と結実する最後に胸熱。 TVシリーズのヒロイン、御園先生との儚い恋物語はまさかの展開だったが、その話が劇場版4作目で進むのかどうか・・・。期待が高まる。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 7点(2025-05-06 12:53:21) ★《新規》★ |
5.ネタバレ おもしろかったけど、結局、あの感じの悪い教育委員会の人は最後まで感じの悪いままだし、給食廃止を止めることもできず、納得のいかない終わり方でした。年度の途中で転任させるなんて、えげつない嫌がらせをする教育委員会ですね。ところで、学校で飼育している鶏の卵を生食するのは、食中毒の危険があるのではと思いました。日本の市販の卵が生食できるのは、養鶏場の衛生管理が厳しいからだと思います。 【チョコレクター】さん [インターネット(邦画)] 6点(2023-11-04 20:01:21) |
4.結構笑えて楽しめる作品ではあるが、もうちょっと盛り上がりが欲しかった。80年代テイストもやや弱いかな。 |
3.ネタバレ なんか煮え切らない展開だった。市原がガツンとやってくれると思ったら結局何もせず転勤。女教師との恋愛展開も無し。まあ、給食が好きなのは分かるけどそれならもっとオタクっぽくいかなきゃ。熱血教師みたいな雰囲気はいらないと思うね。市原隼人のキャラを活かしきれてない。映画にまでする意味はない。 【イサオマン】さん [地上波(邦画)] 3点(2021-10-29 10:01:53) |
2.前半が孤独のグルメ的な面白さのコメディ 後半が給食愛とヒューマンドラマ どちらもそれぞれではおもしろいが、 途中で空気感が変わってしまうのがもったいない どっちつかずの中途半端になった感じが惜しい
とはいえ、市原隼人がおもしろすぎた。 校歌を歌って踊ってるシーン最高すぎでしょ。
1つの話(映画)の完成度としてはやや疑問だが、 笑って・泣けて・市原隼人の怪演が見れるのでまぁヨシ 【愛野弾丸】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-03-02 00:14:31) |
1.給食を唯一の楽しみに学校に来ている先生(市原隼人)と、毎回革新的な給食の食べ方で先生を挑発し、完敗させる神野ゴウ少年との闘いを描いたドラマの劇場版。
とにかく好きなドラマだったので嬉しいけど、まさか映画化されるとは思わなかったので若干の戸惑いと不安を感じつつの鑑賞となった。だって劇場でやるようなスケールの内容じゃないんだから(笑)
前半はドラマと同じような流れで進みつつ、中盤で半年後に給食が廃止されてしまうという衝撃の事実が発覚した事から流れが変わって行った感じだった。
果たしてその危機に先生と神野君はどう立ち向かっていくのかというのが劇場版ならではのスケール感(たぶん)で描かれていてとても見応えのあるシリアスな内容だった。
でも、個人的にはドラマと同じようにもっとコメディに徹して欲しかったなぁと言うのが本音かなぁ。給食食べるシーンももっと観たかったし、その食べ方にしてもドラマほどやられた~って感じがしなかったのも残念。 【ヴレア】さん [映画館(邦画)] 7点(2020-03-06 21:52:55) (良:1票) |