数年前にこの映画をリメイクした「カタクリ家の幸福」を観て、監 .. >(続きを読む)
数年前にこの映画をリメイクした「カタクリ家の幸福」を観て、監督の三池崇史が好きそうなアイデアだな~などと感じながら楽しんだが、オリジナルの今作を観て尚更に三池が惚れ込んだ理由を納得した。もうほんとに全編通して“怖可笑しい”。韓国映画はこういう雰囲気を作り出すのがとても旨い。韓国の俳優が基本的に持つ表現力や台詞の言い回し自体に、ドスの効いた可笑しさが含まれているように感じる。気だるそうにテレビを観る姿や無言で食事をする姿にさえ、可笑しさがにじみ出る。もはやこれは、この国の国民性自体が持つ、独特のユーモアセンスであると思う。