このごろの戦争ものは大抵テロもの、キャンペーンものが多いので .. >(続きを読む)
このごろの戦争ものは大抵テロもの、キャンペーンものが多いのですが、これは違いました。一人の女性将校の死をめぐった緊迫するサスペンス。目撃者の証言が二転三転する「羅生門」形式になっており、ぐいぐい引き込まれます。エドワード・ズウィック監督の特徴なのか、丁寧でまじめなつくりになっていて見応えがあります。メグ・ライアンを起用するところも意外性があって楽しめました。ただ、極めて優等生的な内容のため迫力がなく、こぢんまりとまとまってしまいました。小説でやってもいいんじゃないか、と思わせてしまうあたりが弱みでした。