<ネタバレ>極道さんの世界も「政治」の世界もやってることは全く同じ、但し .. >(続きを読む)
<ネタバレ>極道さんの世界も「政治」の世界もやってることは全く同じ、但し、
裏目に出ると「的」にされて「たま」を獲られてしまうのでシビアさ
は政治家の比ではなさそうだ。冷戦時代の米ソ対立になぞらえて
アイロニーたっぷりに描かれたやくざ抗争は、1作目に比べて笑える
場面が多く、特に山守のキャラが益々パワーアップしており楽しめる。こういう国際関係的見地で、現代版「仁義なき戦い」をつくるとすれば時代は変わり、冷戦構造は崩れ、圧倒的な力の親分(米)による
一極支配になると思いきや、そうは問屋が卸さない。老舗の親分集(欧)のメンツもたてねばならず、弱小組織の局地抗争(テロ)に結構手を焼いていたりして、しかも急速に力を付け始めた新興組織(中など)の動きも予断を許さないといったあらすじになるのだろうか。
そんな中で日本はというとちょっと心許ない気がする。日本の政治家も
山守組長くらい才覚があればなあと暗い感慨を抱いてしまった。
ということで、特に小泉首相以下政治家の皆さん必見の作品。