映画を観てから数日経った。思い出したりネットで予告編を観直す .. >(続きを読む)
映画を観てから数日経った。思い出したりネットで予告編を観直す度に、この映画って相当面白いと感じる。
予告編にある日本映画史に残る圧巻のグランドフィナーレではなかったが、とてもよく出来ている。
大人の社会より厳しいとも思える彼らの世界は、狭い蜘蛛の巣のようなロープの上でバランスを常にとっている、通常はやや弛みがありショックを吸収できるが、些細な、桐島が部活をやめた如きの事で、一部のロープがピンと張られ、振動が全体に伝わってしまう、緊張を緩めるものはおらず、皆が張り詰めた上に立つことになるが・・・
神木君の演技は安定したものだが、野球部の先輩などこっちがピリッとする演出、一人自分を見つめ直す帰宅部の彼をラストに見せたのもうまい。
大作ではないが記憶に残る映画っぽい良い作品。