たいへん面白い
筒井真理子の独壇場だが
脇が重厚でよ .. >(続きを読む)
たいへん面白い
筒井真理子の独壇場だが
脇が重厚でより引き立つ
何がまともで、何がいけなかったのか
何処からおかしくなったのか
震災、介護、宗教、隣人猫、半額客・・・
小さな波紋は大きな波になり自分の周りから広がり
夫や息子も波を避け、結果、遠くに追いやった
信じる物は救われるというが、吟味は必要
本人が信じたものは心のよりどころとなりえたのか
同じ所をぐるぐる回っているだけじゃないのか
自己満足の極地
戻ってきた夫には無理だったが
息子や彼女が語る正論に観ているほうもハッとなる
本音を言い張る波紋上の演出の凄み
要所で響くクラップ音が布石だったとは
晴天なのに雨の降るラストは心を洗うようだった。