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<ネタバレ>最後まで救いのない映画なのね…。 せめてジュリアの娘さんを見つけて引き取ることができてれば…って思わなくもないけど、このラストだからこそ成り立つ映画なのかも。 お金持ちのお嬢さんなのに反ナチ運動に没頭して結局は暗殺されてしまうジュリアだけど…アタシは特別立派な人だとは思わないわ。 だって自分が好きで選んだ道でしょ? 脚を失って松葉杖になっても、寝てる間に襲われて殺されても、自分の信念貫いて本望なんじゃないの??ってことで。 リリーにしても、ユダヤ人なのにナチス統治下のベルリンに乗り込むなんてホントどうかしてるわよ。 薄情なアタシは「いくら大好きな親友の頼みだって言っても、アンタいい加減にしなさいよ!」なんて思ってたんだけど…そこまでしてあげたい!と思える親友にめぐり会えたリリーが羨ましくもあるのよね。 だってそんな出会い、一生に一度あるかないかよ。 ってことで…スパイみたいな現金輸送にもハラハラしたし、ダンディなダッシュもステキだったけど、この映画のテーマはやっぱり「かけがえの無い友情」だとアタシは思うのよね。 ところで…ガッツリ脇役のメリル・ストリープにアタシもビックリ! この映画がデビュー作なのねえ。