<ネタバレ>自慢の息子が自分の手から離れていく、その不安。
ピアニスト .. >(続きを読む)
<ネタバレ>自慢の息子が自分の手から離れていく、その不安。
ピアニストとしての有望な将来、それへの嫉妬。
父親のエゴともいえる愛情を感じさせます。
その存在が、今一歩の消化不良感を残しますが
二人の関係を和解させるなど、映画化に際し美談にしなかったところは評価できる。
実話が元であるが、やはりそこは映画・・脚色もあり削ぎ落とされている部分も多い。
デヴィッドの感じていた重圧がどれほどのものか、素人の自分には計り知れないが
ラストの復帰リサイタルには胸に熱く込み上げるものがあった。
ジェフリー・ラッシュの演技も記憶に残る。
世界を覆い隠す霧を晴らすには、良き理解者と愛の必要を感じた。
作中のデヴィッドも愛に飢えているような描写が多々見られる。
---「すべては愛に」