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<ネタバレ>このサイトのマイページにある「好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧」。
そこに出てくる映画の中には実は観たけどレビューを書いてないだけっていう映画が何本かあります。
そのうち何本かはレビューを書いてしまいましょうというシリーズ。
という事で日本アニメ映画史上に燦然と輝くこの映画です。
私、この映画、LDまで買ってもってました。
その上で、あえて言いますが、個人的にはそこまで面白くありませんでした。というか「あんまり好きじゃない」が正確でしょうか。
評価が高いのはわかります。とにかくちょー力作なのです。
竹中直人の声がボソボソしてて何言ってるかよくわかんないのも(普通のアニメだったらダメなんですが)この映画の場合は、いい味になっています。
竹中直人が声をあててて「そこらの日本の実写映画よりすごい」と絶賛したというのもわかります。
しかししかし、内容はもはや完全に押井守なのです。
ハードで暗くて観念的、あれこれ語りたがりです。
そもそも、これはもはやパトレイバーじゃありません。
「特車二課っぽい人達が脇役で出演する全く違う映画」です。
監督の色がよく出ていてものすごく真摯に作られた傑作であることは認めますが、僕がそれほど好きな映画ではない、もっと言えば「パトレイバー」ではないとは言えます。
それでも8点はつけてしまう、そこはこの映画の力でしょう。絶賛されるのもむべなるかな、ってとこでしょうか。