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有名なヒュー・ロフティングの名作ドリトル先生の映画化というと
やはりこの映画をおいて他にないないでしょう。
原作に忠実なわけではなく映画オリジナルストーリーなんですが、雰囲気を壊さないファンタジー映画に仕上がっています。
話自体は、前半アザラシを崖から逃がすあたりまでは地に足のついた展開でなかなか面白いんですが、後半に進むにつれファンタジー色が強くなり、虹色カタツムリに載って海を行くわ、でっかい蛾に乗って家に帰るわでドリトル先生やりたい放題。ま、映画だし、少々派手に..ってところでしょうか。
ドリトル先生はイギリス紳士なのですから、この映画のレックス・ハリソンは(挿絵のイメージとは違いますが)はまり役でした。
映画としてめっちゃ面白いという程のもんではないですが、子供の頃に岩波の井伏鱒二の名訳でこのシリーズに親しんだ世代としては、どこぞのドクタードリトルは許せるもんじゃなく、こちらの映画こそがドリトル先生 the movie なのであります。
オシツオサレツ(push-pull)も出るしね。