<ネタバレ>原作未読です。
もし、この映画が毒にも薬にもならない映画だ .. >(続きを読む)
<ネタバレ>原作未読です。
もし、この映画が毒にも薬にもならない映画だったならば
「絶対松たか子は最後に『なーんてね』と言うだろうな」
と思いながら見たと思います。
が、この映画は毒にも薬にもなる強烈な映画だったので、
そんなことを思うことも忘れ最後まで見てしまい、
あまつさえ松嶋奈々子の『なーんてね』に不快感すら感じてしまいました。
つまりは、完全にこの映画にのめり込んでしまった訳です。
(ほんとに最後に『なーんてね』と言うのかどうか、鑑賞後にわざわざ本屋で
原作の最後のページを確認してしまいました)
ここまでのめりこむことは最近の映画では稀だったので、
とても有意義な106分でした。
また、ここまで自由でしかも計算された構成を
構築できる才能は素直にすごいと思います。