一見バラバラなエピソードが、すべて有機的に結びついていく様が .. >(続きを読む)
一見バラバラなエピソードが、すべて有機的に結びついていく様が見事。現実にはあり得ないでしょうが、ものすごくリアリティがありました。ちょっとほっこりさせつつ、「でも結局、何も変わらないんだろうなあ」という余韻を残す終わり方もいい感じ。そして何より、登場人物たちの葛藤や多面性を真摯に描いている点がいい。すぐに完全無欠の「カリスマ○○」「天才○○」が登場し、万事解決してしまう日本の映画やドラマとは、えらい違いです。
余談ながら、“主役”のサンドラ・ブロックは、よくぞこんな“端役”を引き受けたものです。当時、暇だったんでしょうか。