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このタイプの映画が好きなので点数は甘いかもしれない。この映画は、森の美しさと少女期の危うさ儚さが溢れかえっていて、私は目を離せなかった。P・ペラーボが出色。若葉とか飛行機雲のような、スッキリと清々しい怜悧な印象を持つ少女ポーリー。ハヤブサを育てる姿はまるで妖精のよう。妥協や駆け引きを認めない真っ直ぐな愛を抱え、壁にぶつかり破裂してしまう。彼女の持つ空気の美しさは素晴らしかった。彼女が泣くシーンが多く、その思いの熱さに何度かポロポロともらい泣きをした。若いってそれだけでつらいんだよね、うまく言えないけど。そして、絶妙なタイミングで現れ、短いセリフで締める庭師のおじさん。女の子ばかりの甘い雰囲気のなかで、名優G・グリーンの落ち着きぶりがかえって目立った。