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<ネタバレ>ヨーロッパ映画定番のナチス占領もの。ちょうど同時期にチェコ製「この素晴らしき世界」、イタリア製「ふたりのトスカーナ」を観たせいかこの三作どれも力作なんですが、印象がごっちゃになってしまってます。これはごく一般の市井のお肉屋、バティニョールおじさんがナチスの魔手から少年を救おうと孤軍奮闘するオハナシ。決してヒーローではない、ナチの脅威に怯えつつ少年を国境まで逃がす、愛すべきおじさんのキャラが上手く描かれていて好感触。(あくまでこの映画の中では)ハッピーエンドなのがなによりです。ヨーロッパ映画界ってナチスものを何年か周期で量産する時期が必ずあるみたいですね。