<ネタバレ>名作だからということを考えなくても高い評価を与えられる作品。 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>名作だからということを考えなくても高い評価を与えられる作品。
鑑賞前は『チャップリンの映画なんていつもと同じだろう』と思っていたが、同じように見えても大きく異なっている。
やはり、彼はタダモノではないと改めて感じさせる。
ストレートに笑いを追求しており、チャップリン作品らしいクドさがないだけに、本作がチャップリン作品の入門編として見易いかもしれない。
色々と意味やメッセージも付加しているかもしれないが、本作は何も考えずに純粋に楽しめるのではないか。
犬のロープを自分の腰に繋いでしまうような笑えないものもあるが、印象的なシーンがかなり多く、笑いのセンスは今でも十分通用するほどレベルが高い。
ラストのハッピーエンドについてはヒネリがないが、ヒネル作品でもないので、特に違和感を覚えなかった。
楽しく笑って、恋愛で温かな気持ちになれればという作品に仕上がっている。