普通この手の作品を作るなら、冤罪という部分や刑務所内での不正 .. >(続きを読む)
普通この手の作品を作るなら、冤罪という部分や刑務所内での不正や非人道的行為というものがクローズアップされるものであり、この作品でもその王道を突き進むわけだが、それらをすべて帳消しにしてしまうほどの生き様に感動させられる。とにかくラクエル・ウェルチ、あの痛快さが堪らない。とは言うものの、この作品にはその先に本来のラストが用意されているわけで、それが必要だったのかどうかはよくわからない。そこまで作品を楽しんできた観客に対するサービスとしては、感慨深いエピローグではあるが、もう少しすっきりと纏めて欲しかったとは思う。でも、やっぱり名作には違いありません。