弱小国家イングランドに黄金期を齎した女王エリザベス1世の半生 .. >(続きを読む)
弱小国家イングランドに黄金期を齎した女王エリザベス1世の半生を描いた作品。
とは言うものの、描かれた期間は即位前から即位後の僅かな期間だけで、スペイン無敵艦隊との決戦といった歴史的な戦争は描かれていない。
まあ、アルマダの海戦を描いたかと思わせる余興は演じられていたので、それはそれで面白かった。
物語は基本的に色恋が中心で、そこに少し宗教的な側面が絡む程度。
女王としての凄さよりは、人間的な弱さの方が目立っていた感じではあったけど、終盤の変貌振りは怖いくらいで、その後のイングランドの繁栄も頷けるラストだったと思える。