この映画、ラブ・コメのプロセスはたどれていないと思う。2人の .. >(続きを読む)
この映画、ラブ・コメのプロセスはたどれていないと思う。2人の争いや葛藤が無さ過ぎて男女の駆け引きってものが無い。あまりに上手く行き過ぎて、広告マン同士の恋愛だけじゃなく、親子愛や同僚とのエピソードに比重をかけざるをえなくなった。脚本を直そうと思えば、こういった点が修正点に挙がる。でもこの物語の宿命だから仕方がない。ですがそんなことを吹っ飛ばすかのようなコミカルさで乗り切ってしまう。これこそハリウッドの懐の深さなのだと思う。ただ私はM・トメイの方が好きだ(←だからどうした)。