ご指摘の方が多いように、ジャンル的には「あっち手をつけ、こっ .. >(続きを読む)
ご指摘の方が多いように、ジャンル的には「あっち手をつけ、こっち手をつけ」って感じなので中途半端で凄く気になりました。作り手が一番どこを観て欲しいのかよく分からないんですよ。決して題材はつまらないものではなく、人質交渉人というツラい立場の男をR・クロウがスマートに好演してるんですけど、かなり人質となったD・モースに関する描写にも力が入っているので、予想していたものとかなり違った。そこで浮いてるのがM・ライアンの存在。別に彼女に問題があるわけじゃないけど、もっと登場シーンを増やしても良かったと思う。あんまり登場してくることに必然性を見出せない演出で散漫な気がしてならなかった。作品の出来としてはまずまずだとは思うけど、タコの足のようにいろんなジャンルに手をつけても、あまり良いことが無いという好例だと思います。