<ネタバレ>ストーリーを追うと、辻褄の疑問を言いたくはなる。
「これ以 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>ストーリーを追うと、辻褄の疑問を言いたくはなる。
「これ以上、愛する人を失いたくない楽園なら、なぜ最低限の医療技術を用意しない?」とか、
「大金払って飛行禁止区域にまでするのに、なんで薬の入手経路を確保出来ない?」など。
それはともかく、「かつて心に傷を負った者達の哀しいユートピア。そして、次世代への移行で、
怖れや闇を乗り越えられるかも知れない可能性」...辺りを描いているのかな?と思いつつ、
なんだか心理テストの映像化にも思えて来た。
「森を歩いていたら、高さ不明の壁に出会いました。あなたはどうしますか?。
右へ、左へ、登る」おそらく、村も森も街も盲目も、人間心理の喩えでは?。
「手探りで深い森を彷徨う盲目」は、外界へと手を伸ばす心の葛藤だろう。
「誰の為に生きるの?」という問いは、観る者全てに当てはまる。
そう考えて行くと、この映画の受け取り方もあるような気がする。
...余談だが、前半は「宇宙人に飼われている人類とか言うダークシティな設定だったら、
どうしよう」と、変な意味でヒヤヒヤした。良かったよ、緑の宇宙人出て来なくて。