主人公がこういう状況下の自分を受け入れるまでのドラマは他の映 .. >(続きを読む)
主人公がこういう状況下の自分を受け入れるまでのドラマは他の映画でもあるのですが、
その状況が明らかになるまではいずれの場合も不条理に感じることが多い。
美しくもどこか暗さのある作品の空気と、その中にいるアン・ハサウェイがとても良かった。
最初は何かを隠ぺいしようとしているようなデヴィッド・モース演じる男の使い方や、
少々気味が悪いおっせかいなダイアン・ウィ―スト演じる近所のおばさんに何の意味があるのか?など
この手のドラマはその状況が明らかなった後、いかにそれまでの出来事がスッと受け入れられるかだと思います。
垣間見えてくる、事件に関する辻褄が合わない点。それは、自らの置かれている状況そのものでもある。
アン・ハサウェイが自分の状況を穏やかに受け入れられるよう導かれていく終盤の流れも良かったと思います。