<ネタバレ>どこかの政情不安な状態の国の様子を伝える映像のような迫力ある .. >(続きを読む)
<ネタバレ>どこかの政情不安な状態の国の様子を伝える映像のような迫力ある冒頭。
軍部において同士が集められクーデターの計画が練られていく。
その過程での体制側との息詰まる駆け引きが描かれる前半から中盤。
そしてクーデターが実行される後半、更には思わぬ展開が待ち受ける最終盤まで、
作品は張り詰めた緊張感を見事に保ち続けます。
クーデター計画に対する体制側の大物登場人物は、
警察官僚のトップを演じるドナルド・プレザンスが1人で引き受けている感じですが、
こういう役を演じると流石の凄味を見せる名優プレザンスが充分に作品を引き締めます。
前から見たいと思っていた映画でしたが、
期待通りの「硬派」「骨太」「重厚」、こんな言葉が似合う見応えのあるポリティカル・サスペンスでした。