このシリーズは作品ごとに監督や脚本家が異なることもあり、時に .. >(続きを読む)
このシリーズは作品ごとに監督や脚本家が異なることもあり、時には本作の様に他のシリーズ作とは全く異なった雰囲気を感じさせる作品があります。
トリックやオチは弱いし、警部vs犯人の仕掛けの応酬や息詰まる攻防戦も無い。
犯行以降はほとんど女たちのドラマがメインになっているという点でもシリーズの異色作です。
連行される際、「私の手を取ってくださる?」という犯人。
シリーズ中、女性が犯人の作品は幾つかありますが、ラストでは警部はいつも紳士ですね。
そんな作品の雰囲気にあってもやはり挿入される笑いドコロはなかなか面白かった。
花粉症に悩まされる警部のユーモラスな演技と、キレイに髪を整えているのに、それが全く似合っていない警部の姿は必見です。