<ネタバレ>シリーズ第7作は文字通り、空中でのミッションてんこ盛り。
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<ネタバレ>シリーズ第7作は文字通り、空中でのミッションてんこ盛り。
冒頭のドゥエインとステイサムという2大ハゲらっちょによる肉弾戦にはテンションが上がった。
その後のストーリーはあってないようなもの。どうぞツッコんでくださいと言わんばかりの展開だ。
前作の「戦車チェイス」やレティの「空中キャッチ」を観た後では、もはやどんな無茶も受入可能になっている不思議な映画。
むしろ、そのハチャメチャをポップコーンを頬張りながら楽しむのが本作を観る作法のように思える。
とにかく普通の映画のクライマックスを3つ位放り込んで、これでどうだ!と言わんばかりの超絶アクションを理屈抜きで楽しめたのは事実。
劇中ドミニクが「俺たちはドライバーであって、殺人者ではない」と言っているとおり、どんな無茶なアクションでも、車から離れていないところが本作の矜持といえる。
弟の復讐に燃え、超人的な破壊力でドム達を追跡するステイサムだが、結局復讐を果たせたのはハンだけで(しかも第3作で既に終了している)、あとのメンバーは皆被害なしなのが面白い。
本作が遺作となったポール・ウォーカーだが、ラスト近くの浜辺のシーンはあきらかに代役だし、ラストの併走シーンはモロ違和感のあるCGだったのはすぐにわかった。
もしポールが生きていたら、どんなラストシーンだったのか……とも思った。