1.ネタバレ 丘に潜む魔物を描くのかと思いきや、実は人間の本性というか魔性というか恐ろしさを描いている作品かなと。
かなり短い尺ながら全編を覆う不穏な空気は、画面そのものは決して暗過ぎず(雨の降る曇天ではあるものの時間帯は昼間)、窓の外の墓地も決しておどろおどろしく描かれてなどいない中、かえって重苦しいものになっていますね。
毒殺の理由は想像するしかないし、それに繋がるのであろう夫婦関係、夫と義姉の関係も想像するしかない。本来、丘のエピソードと並行して主軸であるべき毒殺エピソードがイマイチ薄い。だからこその煙に巻かれた印象。
テーマそのものを追うよりも、この短い尺の中で醸し出されている恐さを楽しむべき作品かな?と思えました。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [インターネット(邦画)] 5点(2025-05-10 13:54:30) 《新規》 |