レザーを纏い、獣性を帯びたカマロを駆る流れ者トム・クルーズ。 .. >(続きを読む)
レザーを纏い、獣性を帯びたカマロを駆る流れ者トム・クルーズ。
勾配のロケを舞台とした狙撃戦から、雨中の徒手格闘へなだれ込むアクションの流れ。
決斗の場となるアジトの四角いドア枠に、細かいところではバスタブの意匠など。
映画は古典的なウェスタンの趣を漂わせる。
殺し屋の持つ携帯電話に、幾度も発信しては語気鋭く相手を挑発する主人公。
あるいは、ロザムンド・パイクの部屋にかかってくるトム・クルーズからの電話。
彼女の背後に立つ二者のどちらかが裏切り者だと伝えられる、その表情とリアクションのサスペンスが素晴らしい。
公衆電話と携帯電話を介した緊張感漲る駆け引きが光る。
ロバート・デュヴァルとの再共演もやはり感慨深い。