それぞれの俳優のキャリアをパロディ的に活かすあたり、
『ギ .. >(続きを読む)
それぞれの俳優のキャリアをパロディ的に活かすあたり、
『ギャラクシー・クエスト』の監督らしい味だ。
ロケーションのスケールを広げつつも、テンポは軽快であり、
続投組も新規キャラクターも見せ場を与えられ、そのバランスも申し分ない。
新規組では、イ・ビョンホンがアクティブな魅力と色気を放っている。
前作の『ガントレット』シーンを今回担うのは彼だ。
逆に続投組ではヘレン・ミレンら女性陣が光る。
ポーカーフェイスで大見栄を切る彼女の射撃アクションも前作を継承して爽快である。
カーアクションで滑稽に弾けつつも、一方では堅気の健気さを覗かせる
メアリー=ルイーズ・パーカーはその絶妙なバランスで今回キャラクターが
豊かに膨らんだ。
彼女がラストにサンバを踊りながら見せる陽気な笑顔がいい。