<ネタバレ>冒頭モノクロシーンのメリハリの利いたコントラストから快調。 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>冒頭モノクロシーンのメリハリの利いたコントラストから快調。
補助照明に極力頼らず月明かりや蝋燭などの光源に限定しながらリアリズムを追及しつつ、
キャラクターの相貌や瞳の輝きをしっかり画面に浮かび上がらせる夜のカメラがとてもいい。
殺陣の荒々しい画面も寄り引き織り交ぜてパワーがある。
一方で「兄ちゃん」「兄様」のやり取りをする川原のシーンでは、木村・杉咲の近づき・突き放しの距離感をフレームを
よく活かして撮っている。
クライマックスの立ち回りが冒頭と被ってしまうのが勿体無い。例えば『七人の侍』の土砂降りの雨といったもう一押しを望むのは酷だろうか。