<ネタバレ>まずは坂道の階段を頭に持ってきて画面に変化をつける配慮はいい .. >(続きを読む)
<ネタバレ>まずは坂道の階段を頭に持ってきて画面に変化をつける配慮はいい。
薙刀授与の坂登り、水汲みの坂登りと
ロケーションを利用して垂直の動きを呼び込もうというのが窺える。
合宿を抜けようとする松村沙友理が一人水汲みする西野七瀬を見て思いとどまるシーンなど
漫画のコマ割りならあれでいいだろうが、映画ならもう少し空間の処理で見せて欲しい、というのはあるが。
後半はチームの物語になっていくと共に、Gメン的横並び歩きの構図など画面幅をフルに使ったショットも活きてくる。
試合シーンも選手の全身を引きで水平位置から撮ったショットが最も美しく動きを捉えている。
団体戦で、競技を終えた選手が次に出番となる選手と入れ違いに背中を軽く叩いてエールを送るというスキンシップが登場するのだが、
これが映画ならではの感情表現となっていて悪くない。