<ネタバレ>どこにでもいて、どこにでもあるシチュエーション。
夫婦なら .. >(続きを読む)[良:1票]
<ネタバレ>どこにでもいて、どこにでもあるシチュエーション。
夫婦なら必ずその時が来る別れ。といって彼は、落ち込むかというとそうでもない。
束縛されることなく用を足せる…。なんてな些細な楽しみが出来たからだ。
いやいやそれよりも愛娘が、とても好きにはなれそうにないインチキくさい男と結婚。
娘に話を聞いてくれず、相手にもされない。
苛立ち、寂しさ、哀しさ。
式後、そんな彼に届いたンドゥクからの絵。
人が二人。大きい人、小さい人、手をつないでいる。明るい太陽。ただ・ただそれだけ。
お世辞にも上手とはいえない。
一人はシュミットだろう。手をつながれている小さい方は誰だ?
死んだ奥さん?愛娘?それともンドゥク?
それをみて、シュミットも何もセリフはない。
ただ、顔がアップのシーン。涙がボロボロ。笑っている。
この瞬間にわかる。「あっ。彼は今救われたんだ。」と。
この静寂かつ感動のラストシーンを見せたいが為の映画。
これぞ、映画。
また、10年後に観てみたい。そう思った。[良:1票]