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<ネタバレ>〝これはテストなのか現実なのか〟というのがこの映画の焦点になっていて、最大の見せ場は拷問のところで、幾度となく試された後に観客もコリン・ファレルと一緒に現実か否か疑ってかかることになるのですが…どうもあまり面白くありません。ファレルの動きはなかなか機敏で見栄えがするのですがしっかり見せてくれませんし、バークの怪しいキャラクターはほぼパチーノが演じることによるところが大きく、ファレルの父親の謎やバークとの擬似親子的な部分は途中で放棄してしまったような感じで描写不足です。またラストのファレルとパチーノの対決シーンも〝スパルタカス〟の仕掛けだけで乗り切ってしまい、あの建物の中での攻防シーンはお粗末だと思います。