今まで観た数々の映画の中で一番泣けた作品。
若き日の .. >(続きを読む)
今まで観た数々の映画の中で一番泣けた作品。
若き日の両親は政治的犯罪を起こし家族全員で国内を逃亡し「家族の結束」を護る為に離れる事を許さない決して許さない家族の掟。
その逃亡の悲壮感を出さないように勤める強気で生きる父。
そしてそれを支える母親も、政治犯罪の同志たちの支援で逃亡しながらも、何とか生活してゆけるのだった。
しかし、次第に昔の政治犯罪の仲間たちも捕まりだし、自分たちが信じた正義に葛藤する父と母。
…そんな母親が見たピアニストの夢…母親の両親からも期待され夢見たピアニストの夢を切なくとも息子が心に描き出す。
我が子が夢を叶えようとする…それが家族の別れを意味させ出す。
…大きな愛で我が子を包み、守りながらも次第に変化が現れだす…そして自分の気持ちにも葛藤が現れる。
そして父親は最後に決断する。
そうだ、子供の幸せを願う事ない親なんて居ないのだ。
「旅立ちの時」…そう、これは親から子が旅立つだけではなく、親が子からエゴを捨てて旅立つ映画でもあるのだ。
きっと笑い合えて抱きしめ合える日が来るさ。
そう、太陽の下で家族揃って!…そう応援したくなる映画です。
…やべ、思い出して泣きそう。(汗)