中途半端な普通の映画になってしまっている。
いろいろなエピ .. >(続きを読む)
中途半端な普通の映画になってしまっている。
いろいろなエピソードをつなぎながら、
コングの登場まで引っ張る引っ張る。
そこで少しオオッ?と思った。
いにしえの怪物映画の伝統を踏襲しようという意図が見えたからだ。
が、しかぁし、島の中はジュラシックパーク状態。
変な虫とか巨大な恐竜がわんさか出てきてゲンナリ。
大人の事情があったのかもしれないが…。
それなりに面白く鑑賞できたのだが
やはり、モデルアニメーションのコングのほうが臨場感がある。
CGがだめだといいたいのではない。
古い町並みの再現や
クラッシックカーでの激しいチェイス、クラッシュなどは
CGでなければ表現できないだろう。
特に車は
映画の時代設定が古い場合その調達が難しくなってきているのではないか。
そういう意味ではこれからの映画にはCGはなくてはならない。
ただ、CGの場合すべてはシュミレーションであり
重力もそうである。
モデルの場合は一目で作り物とわかっても
重力は本物である。その違いは今のところ大きい。
世界貿易センタービルに登ったコングはすこぶる評判がよくないようだが
コングと人間の情の交わりを描いたのはこっちが先で
オリジナルではない。
ギラーミン版にも敬意を払うべきだ。
島でのシークエンスの最後はナウシカやんとおもた。
それから、ナオミワッツが老けててがっかり。
この人の映画の密林は暗くて湿っぽくて静かで
アマゾンとはまったく雰囲気が違う。
そこがあまり好きではなかったが
コングに限りはそれが奏功していた。
この調子で、キングコング2のリメイクもお願いしたい。