やっぱり一つの作品にあれこれ詰め込みすぎの感は否めませんねえ .. >(続きを読む)
やっぱり一つの作品にあれこれ詰め込みすぎの感は否めませんねえ。アジャーニは、でも、こういう小悪魔的な役もこなせるんですね。彼女は、精神に異常をきたす役、何処か狂気をはらんだ役、本格的な悪魔のような役。こういった役がふさわしいと思ってたんですけど、小悪魔ぶりも板にはまっていました。あと、パリ陥落の前後のフランス人の脳天気ぶりと慌てぶり。そういう時代の雰囲気も面白かったです。フランス人って、な~んも抵抗しなかったのね。架空の物語とはいえ、親独ヴィシー政権の要人の愛人になって、パリ解放後はひどい目にあわされなかったのかなと、いらぬ心配をしてしまいました。