<ネタバレ>ゴジラで名作といえば、やはりこれ。
子供のころつまらなく感 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>ゴジラで名作といえば、やはりこれ。
子供のころつまらなく感じたものだが、大人になってから、見直すとこれはいい。
今までのゴジラ作品も、人間ドラマを描いてきたものが多かったが、
近作にいたっては、人間ドラマが主体ではないかと思えるほど。
科学は発展すればするほど、軍事に利用されてしまう。
またその発展は、人間が越えてはいけない壁をも越えてしまう。
その苦悩を、ビオランテという素材でよく表現していたと思う。
対照的なのがスーパーX2と抗核バクテリアで、人類を救う科学の位置にいる。
しかし、その人類を救う抗核バクテリアの奪い合いで、
人が死に、ゴジラを目覚めさせるのだから、皮肉な話だ。
人間の敵は人間自身であると、強く思わされる。
それ以外にも本作は、娯楽作品としてもよくできている。
特に自衛隊の戦闘シーンは、音楽と相まって胸躍る展開だった。
それにしてもビオランテのデザインはすごい。