<ネタバレ>キング小説の映像化。原作のあらすじを知っていて、結末を知って .. >(続きを読む)
<ネタバレ>キング小説の映像化。原作のあらすじを知っていて、結末を知っていたのだが
アニーの躁鬱的な、感情の起伏に完全に飲み込まれてしまう。
「ここでこう言っておだてておけば大丈夫だろう・・・。」と
作家も観客も思っていても、結果はアニーの気分しだい。
キレて、手を出してくるアニーには、私なら絶望して自殺するくらいの理不尽さ。
アニーが一番のファンとして、無邪気に振舞うさまに
最初は幼さを感じつつも、やはり嬉しいからなのだろうなぁとおもっていたが、
後半からはすべてが違和感。喜んでいる様にすら無邪気さゆえの残酷さが垣間見え、
嫌悪感すら覚えるようになるのだから、女優の演技がすばらしい。
最後(ミザリー?)豚の像で頭を殴ったときも
「念のためにもう2・3回殴っておけ!」と主人公に言いたくなる。
低予算で作られているのだろうが、抑えるところを抑えれば
過剰な演出をなくしてもホラー映画はできる、という見本のような映画であった。